2007年07月26日
いろんな見方
昨日は、埼玉で先輩経営者のお宅でバーベキュー&勉強会
到知という雑誌を読んで 皆 感想や勉強になったことをお話する会でもあります。
さて、そこで話題になったこと バランス感覚のお話
どうしても、建築の世界では、自分の家づくりのみが正しくて、よそが駄目だという
会社や経営者がいる。
たまにそのようなホームページは見ていて楽しいのですが、建築にかかわる者
としてちょっとおかしいと思い始めた。
特に、最近 出た新築のムック本を見ると、全く同じようなデザイン&構造の
お宅だらけです。 それをあれが駄目でこれがいいのといえるのでしょうか?
梁をみせたら個性派の家作り?
私には、どこの会社も同じに見えるのですが・・・・写真の撮り方の差はありますが
そんな感じなのに、自分の会社の仕様や建築の考え方のみが正しく他は駄目
というのはいかがなものでしょうか?
住宅メーカーはメーカーなり 工務店は工務店なり 大工さんは大工さんなりに
一生懸命に努力しています。
皆 自分の信じる道 そして顧客のニーズに合わせて努力しているわけです。
住宅メーカーは全部 駄目とか、構造材はこれでなくては・・・いけませんか?
本当にそうですか?
持続可能の地球環境のためには、無垢の木材の柱の太さを誇ることが善
なのでしょうか?
全て違う見方やそれぞれ存在理由やいい事もあるわけで、その材料や会社の
客観的な情報提供をしたうえでご判断を
いただくのがフェアだろうし、 自分のみ正当化した主張に騙されるほど都市の
生活者は愚かでないと思います。
Posted by 中戸川 豊 at
20:03
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